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ダースレイダーのCOSMICSLOP~FUNKのどぶ河の中で…
アナログ誕生の瞬間・・・
昨日は10月20日ごろに発売予定のRAYMOND GREENのアナログEPのマスターをカッティングするため、東洋化成にうかがいました!!

日本で唯一のアナログプレス工場。横浜、鶴見線の鶴見小野駅にあります。

で、東洋化成の3階にカッティング・ルームがあります。
一見普通のスタジオですが、そこに・・・

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VMS70 GEORG NEWMANN GMBHというドイツ製のアナログカッティングマシーンがドン!

そして、この機械を操るカッティング・エンジニアの手塚さんがズズン!!

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ここでアナログレコードが産まれるのだ!

いろいろ手塚さんにお話を伺いながらの作業になりましたが・・・

まず、アナログとCDの「音」の違い。

アナログ盤に音の溝を刻む際、録音特性というものに基づいて刻まれる。
それは低音の音量を下げて、高音の音量が上がる曲線に沿ったもの。

一端、この録音特製で作ったアナログが、再生されるとき、PHONO端子を通る際、全く逆の曲線を描く再生特性を通過し、フラットな状態で再生されるのだ。

つまり再生されるときは矯正されるんだけど、溝に刻む際は相当高音が持ち上げられた状態になる。
そのため、元々の音の高音部分がより強調されてしまうのだが・・・

高音を音に刻むと溝を刻むコイルに相当な電圧がかかってしまいカッターヘッドにダメージが与えられる。ある程度抑えないと溝が掘れない。
押さえないと、例えば歌の子音「さしすせそ」だけが浮いて聞こえる状態になってしまうという・・・業界用語で「さちる」っていうみたい。

なので高音を抑えるリミッターがかけられるのだ。

ここで高音にはリミッターがかかるけど、中低音はそのまま。
再生するときに持ち上げた分と下げた分は補正されるので・・・

よく言われる「中低音がふくよか」なアナログの音が誕生するのである。

CDのようにデジタルだと高音もそのままなので、明らかに違う音になるのだ。

これがアナログの特徴の一つ。
もう一つは・・・

線スピードというもの。12インチのアナログの外周と内周では回るスピードが3倍も違う。
内周には3分の一のスペースに同量の情報が入ってるため、ひずみが生じ、周波数特性がダウンする。
そのまま掘って、ひずみを回避するためには内周の音量がかなり小さくなってしまう。
同量の音量で聴く為には外周の音量を下げたりしているわけだ。
そのため、曲数が多い昔のLPだと音量が小さくなっちゃってるんだな~
ちなみにLPってのはLONG PLAYの略なんだって。

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上のような特徴のあるアナログ盤、生み出される工程は・・・

まず、元の音源を上記のように高音にリミッターをかけ、信号をカッティング・マシーンのカッター・ヘッドに送り、ラッカー盤といわれるアルミ板に樹脂を塗布したものに刻んでいく。

これに複製をつくるためにメッキをする。
ちなみにラッカー盤は絶縁体なので、銀をまず塗る。銀は粒子が細かいので溝を埋めちゃわないから。
ラッカー盤に銀を塗ったものを「銀鏡」という。これは電極になる。

で、ニッケルメッキを2,3時間して。
メッキ部分を剥がすと・・・・溝の部分が逆に凸になった物ができる。

これが「マスター」。
マスターはラッカー盤から一枚しか取れない。

マスターにメッキをして、剥がすと溝が凹んだものが取れる。
これが「マザー」。
マザーは4,5枚取れる。

このマザーにメッキをして剥がしたものが「スタムパー」。
プレスマシーン用に真ん中が抜いてある。
スタムパーにはクロームを塗って強化する。
このスタムパーは14,5枚取れる。

一枚のスタムパーでアナログレコードは2000枚ほど刷れる。

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こうしてアナログレコードは誕生するのだ!!

すげ~!!(ちなみに上の説明、分かりにくいかもしれないが手塚さんの説明は非常に分かりやすかったです・・・)

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職人の世界。
みなさんも一度覗いてみては?

ちなみに東洋化成の一階にはジュークボックスなどが設置されてました。

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シナトラの「MY WAY」を聴いてみた!

RAYMOND GREENのアナログも上記の工程を経て、10月20日ごろ発売予定!
音はバッチリでした!!

RAYMOND GREEN 「ROCKING AT THE MARKETPLACE EP」
A-SIDE
1;ASTRO SOLDIERS feat.EL DA SENSEI 2;HERE WE GO 3;OH SHIT!WIERDO
B-SIDE
1;LIFE feat.GROUP HOME 2;MAKE SOME MUSIE 3;DON’T ANSWER THE PHONE

お楽しみに!!

で、その後は恵比寿のスタジオへ。録音作業。
ラップマニアックと一緒に「ハネタハネラレタ」を。
つまり「ハネタ」の続編、二人目です・・・ラップマニアックは朝方車にはねられた経験を歌ってます。ヒドい曲だ。

そんなタイミングで流派rの取材が来たり、NHKのとある企画のミーティングがあったり。
神戸からREALIZMが遊びに来たり。一曲さくっと蹴って貰いました!

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REALIZMのアルバム「DOCUMENT AND MO'」
好評発売中!次の月刊ラップに映像も入りますヨ~

今月号の月刊ラップも届きました。土曜日発売!
(次のBLOGで詳細発表します!)

さらに問い合わせもガンガン来てますが・・・
O LA-UTANG「もりのひと」も届きました!
吉祥寺発、ヒップホップのろくでなしブルース!ガチャガチャのパワー!

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O LA-UTANG「もりのひと」はここで予約!!!

今日は原稿書いてからスタジオ。
「たこ社長」って曲を録音します。
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by darthreider | 2007-10-03 11:52 | 日常のファンキ | Comments(3)
Commented by しみ at 2007-10-03 15:45 x
たこ社長って…
気になりますね。
Commented by MrMax at 2007-10-03 21:15 x
アナログの音はなくなってほしくない!!ダースさん的にアナログ盤を出すことはCDを出すことと、どう違いますか?ダースさんの考えを聞かせて下さい!
Commented by darthreider at 2007-10-03 23:39
しみ>>たこ社長、良い出来栄えになりそうです!

MrMax>>上のブログのように音自体に違いがあるワケだから、別物として出す意義があるよね。すり減らしながら音を出してるイメージがまた好きなんだな~
でも買う人がいないと無くなっちゃうね・・・


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